ダイエット効果を期待して半身浴が注目を集めるようになったのは、
いまから15年ほど前になると思います。
未だに多くの人が半身浴を実践しているのは、それなりにダイエット効果が
期待できることが実証されて来たからでしょう。
とは言え、生半可な知識で実践すると健康を害する事になるのは
他のダイエット法と同様に半身浴についても言えることです。
そこで今回は、半身浴の正しい実践法についてご説明します。
半身浴で汗をかかない原因は?
半身浴を実践しても汗をあまりかかない場合は、
汗腺(かんせん)が正常に機能しているかを疑って見る必要があるかもしれません。
汗腺は、普段からあまり汗をかかない生活を続けていると機能が低下して
普通なら汗をかくのが当たり前の環境でも汗をかかない状態になってしまいます。
運動をせず水分補給が不十分な場合、かく汗の量も少なくなり新陳代謝が悪化します。
さらに自律神経の失調を招き、基礎代謝も低下して健康とは程遠い状態に
なりかねません。
そのような状態から抜け出すためには、半身浴と併行してウォーキングなど
無理のない軽い運動を毎日継続することが効果的です。
半身浴をやる時間帯、タイミング
半身浴を効果的に行う時間帯というものがあるのでしょうか。
1日に行う半身浴の回数にも関連してきますが、朝食の1時間後、昼食前、
夕食の1時間後の時間帯にそれぞれ1回ずつ行うとよいでしょう。
半身浴の適正温度
半身浴の適正温度は、38℃~40℃程度だとされています。
この範囲の温度で半身浴を行うことによって、体の芯から温まり体温を良好な状態に
保つことができて免疫力向上にもつながります。
また、温度が40℃以上での長時間の半身浴は心臓に負担がかかり危険なため、
避けるべきです。
半身浴をやる時間の長さと繰り返す回数、やり方は?
半身浴をやる時間は20分~30分が適正だとされています。
実際に半身浴を開始して15分位で汗が出始めるので、
これより短い時間で終了しても効果がありません。
逆に長時間での半身浴は、湯温が下がってしまい身体が冷えやすくなって
風邪をひくことにもなりかねないので避けるべきです。
先述したように、半身浴を行う回数は朝食後、昼食前、夕食後にそれぞれ1回ずつで
1日のうち計3回程度が適当だとされています。
1回の半身浴でお湯に浸かっている時間が短時間でも、回数が多くなり過ぎると
水圧の影響で疲労がたまり身体への負担が大きくなるため、
1日の回数は6回を超えないようにすべきです。
半身浴を実施する上で注意しなければならないのは、脱水症を避けるために
途中で十分な水分補給をすることです。
また、上半身は外気に晒しているため途中で肩にお湯をかけたりタオルを羽織るなど
上半身が冷めてしまわないように注意する必要があります。
半身浴で十分に汗をかいたら、バスタブを出て髪や身体の汗を洗い流します。
その後、再び湯船に浸かり15分ほど全身浴を行います。
最後にバスタブを出て冷水でシャワーを軽く浴びて終了です。
入浴剤とか、何か浴槽に入れた方が良い?
半身浴を実施するときに、入浴剤などを入れて効果を高めることができます。
効果的な入浴剤としては岩塩(バスソルト)がポピュラーですが、これは温浴効果を高め
発汗作用を促して更に汗をかけるようになるため、半身浴には最適な入浴剤です。
まとめ
国民性として日本では昔から風呂を楽しむ慣習があり、無精な人は別にして
特に女性の場合は1日に1回はお風呂に入る習慣があるのではないでしょうか。
そういう意味では半身浴は比較的実践しやすく、継続しやすいダイエット法だと
言えそうです。
今回の記事を参考に、楽しみながら半身浴を実践されることをお勧めします。
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