尿管結石の原因は?予防する食べ物と対策方法

泌尿器・肛門

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あなたは「 尿酸値高め 」の方ですか。
であるなら、結石になるリスクは高めです。

近年増加傾向にあるのは、尿路結石の中でも尿酸結石。
一般的に『 尿路結石 』と称されます。

実は、この『 尿管結石 』は、1度結石を生じさせると、治療をしても実は10年期間くらいで再発する方も多くいらっしゃる病気のようです。

しかし、1度でも結石の痛みを経験された方は「 あんな痛い思いをするのはもう嫌 」ということで再発防止に努める方が多いようです。

結石について再発を予防するためにも、その人の結石の成分がどんなものであるかということによって、再発予防の方法やお薬も変わっていくようです。

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尿管結石の原因は?

尿管結石になる主な原因は『 食生活 』にあります。

特に欧米化が進んでいる食習慣の影響で、生活習慣病に分類されているほど。
栄養過多でプリン体を多く含む食品を口にする機会が増えた現代の日本ではこの傾向も致し方ないことなのかもしれません。

食べ過ぎることに注意ですが、特に、注意する食べ物、飲み物として、「 プリン体を多く含んでいるもの 」が上げられます。
ご存知の通り、ビールなども入ります。

< プリン体の多い食品・飲み物 >
・鶏レバー / 豚レバー / 牛レバ。
・カツオ / ニボシ / サンマの干。
・チョコレート / 紅茶 / ビールなどのアルコール類
・ジュース / 清涼飲料水 / コーヒー

これらを過剰摂取すると、尿管結石になる可能性が高くなってしまいます。

他に、ストレスが原因で尿管結石になるケースもすくなくありません。
ストレスで自律神経がうまく機能しなくなり、尿管結石の発症につながる可能性があります。

また、体質遺伝で尿管結石ができやすい方もいらっしゃるようです。
親戚にいらっしゃる方はちょっと気に留めることも大事かと思います。

尿管結石を予防する食べ物

おススメの予防法は・・・
「 水分を2リットル飲む 」
結石を作る物質が一緒に溶けて、排出されやすくなります。
水でなくても、麦茶、ほうじ茶が適しています。
2リットル以上で結石が出来にくくなり、1リットル以下で出来やすくなると言われています。

「 カルシウムを摂る 」
乳製品、大豆製品、小魚など、牛乳がお手軽で効果的な予防になります。

「 寝る前の食事に注意 」
結石患者の殆どが「 夕食中新型 」
食事をしてから寝るまでに、4時間は間を開けることが大事になります。
近年の生活スタイルだと難しいですが、なるべく開けましょう。

「 結石は夜作られる 」のです。
寝る直前の食事は、結石を作ってください、と言っている、と言っても過言ではありません。

尿管結石は、普段の食生活に気をつければ、十分に予防できる病気。
対策をとりましょう。

尿管結石を予防する対策方法(食べ物以外)

結石になって治療を受けた人は、2度と結石を再発させたくないということで、自分の結石成分や体質に合わせ、結石予防の薬を処方していただく方もいらっしゃるそうです。

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一般的な結石の予防薬には次のような薬があります。

ウラリット錠 / ウラリット-U:
クエン酸製剤で、先項でご紹介した「 カルシウム系の結石 / 尿酸結石 / シスチン結石 」の予防に使用されるたり、処方の条件に「 高カルシウム尿 / 高尿酸尿 / 高シュウ酸尿 / 低クエン酸尿 」といった症状を伴うということがあります。

クエン酸自体アルカリ性なので、クエン酸製剤を使用するというのは「 酸性尿の改善 」を期待する、ということなのです。

ザイロック錠 / サロベール錠 / アロシトール錠:
アロプリノールと言われる成分を元にしたお薬。
高尿酸血症や高尿酸尿を併発している尿酸結晶患者さんの結石予防に用いられることの多いお薬とのこと。
他にも高尿酸血症や高尿酸尿を併発しているシュウ酸カルシウム結石の患者さんにも用いらるそうです。

チオラ錠:
シスチン尿症によって引き起こされるシスチン結石の発生予防とできてしまった結石の溶解を目的に使用されるお薬。
お水をたくさん飲んでいただく飲水指導が欠かせませんが、尿中のシスチン濃度を250mg/Ⅼ に保つことができる、シスチン尿症の患者にとっては結石予防に非常に重要な薬となっています。

フルイトラン / ダイクロトライド錠:
高カルシウム尿を併発するカルシウム系の結石を予防することに期待。
少量の利尿薬との併用で腎尿細管におけるカルシウムの再吸収が高まり、尿中のカルシウムが2~3割減少すると言われています。

マグラックス錠 / 酸化マグネシウム末:
マグネシウム製剤であるお薬は、シュウ酸カルシウム結石の発生予防に効果。

アルミゲル細粒:
尿中のリン排泄増加による結石の予防、リン酸カルシウム結石の予防を期待。

病院で処方される結石の予防薬についてご紹介しました。
ですが、結石になってしまった方が、みなさま上記のような結石予防薬を処方されるというわけではないのです。

寧ろ、医師処方の予防薬を飲み続ける方が珍しいようで、こうした処方のない方は、どういった方法で結石を予防されているか、というと、役に立ってくるのが「 サプリメント 」となります。
飲むだけ、なのでお手軽、ということもあり続けやすいようです。

尿酸値が高めであったり、日常の食事でどうしてもプリン体の多い食事を摂取せざるを得ない方が意識して摂ると良い成分、それは「 アンセリン 」と言われる成分です。

アンセリンには、「 尿酸の過剰生成を抑え、過剰生成された尿酸の排出促進 」と言った作用があると言われており、現在ではアンセリンを含むサプリ等を市場で見かけることも増えてきました。

治療後は、結石を再発させない努力が必要。
結石はその成分によって、再発防止の効果のある薬が異なってくるので、その点は注意が必要です。
ドクターにご相談しましょう。

ぜひ自分の生活リズムや体質に合った結石予防の方法を見つけて、痛みのない生活を楽しみましょう。

まとめ

注意しなければならないのは、結石が長期にわたり尿管にあると腎臓まで尿がいっぱいになってしまい、『 水腎症 』という状態になります。
水腎症を放置すると、腎機能に障害が出てしまいます。

他の病気を併発しないように努めましょう。

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