水疱瘡は2週間ほどの潜伏期間を経て発症します。
初期段階で水疱瘡ウィルスの増加を防ぐ薬を服用すると
発症期間を短くすることが出来ます。
水疱瘡にかかってしまった場合、お風呂に入れるのか、頭は洗えるのか
気になる点をまとめました。
水疱瘡について
水疱瘡は「水痘帯状疱疹ウイルス」というウイルスによって
発症します。
潜伏期間は約2週間。潜伏期間というのは、体内で増殖して
いる“勢力拡大期間”だと思ったら良いと思います。
水疱瘡にかかったらお風呂には入れる?
お風呂に入れるかどうかは次の3つで判断しましょう。
<熱がないか>
お風呂は意外と体力を消耗します。
まだ熱が高い場合は、悪化を避けてお風呂はやめて
おきましょう。
<水泡がかさぶたになっているか>
かさぶたがカサカサになって取れるぐらいなら大丈夫でしょう。
まだ水疱がある状態で入ってしまうと、感染する菌がうようよしていますので
他の人に移る可能性もあります。
かさぶたになっていれば大丈夫ですが、洗う際は
かさぶたを壊さないように洗ってあげて下さいね。
シャワーは弱めが良いでしょう。
<爪が伸びていないか>
爪には細菌がいます。
伸びた爪でかさぶたを引っ掻いたりして雑菌が入ると
これも悪化の原因となります。
爪を短くしてからお風呂に入りましょう。
頭は洗える(洗髪できる?)
全部かさぶたになったら洗いましょう。
先髪の後はたたいて水分を吸い取ります。
かさぶたを掻き壊さないように注意して下さいね。
頭皮が汗をかいてベタベタしていたり臭いがある場合には
やさしく水圧の弱い状態で、シャワーをかけてあげましょう。
水だけでも汚れは半分以上落とせると言われていますので
いつものようにシャンプーでゴシゴシしなくても大丈夫です。
頭皮の水疱が少ない場合は、低刺激のシャンプーを先に泡立ててから、
泡でやさしく包み込むようにしてそーっと洗ってあげましょう。
体を洗う時や洗髪時の注意点
体が温まると痒くなるので、この時のかさぶたの扱いには
注意が必要です。
かさぶたは掻き壊すとあとが残ります。
患部を擦ったりしないように気をつけて下さい。
いつから普段どおりお風呂に入れる?
水疱がかさぶたになって、軽くこすれば取れるくらいになった
ら大丈夫でしょう。
無理して取ったりしないように気をつけてあげて下さい。
お風呂にはまだ早いなと思ったら、清潔さは保てるように
工夫しましょう。手の細菌で膿んでしまうケースもあるので、
手はキレイにしてあげてください。
夏場の暖かい時期であれば、お風呂は入らないようにして
完全に治るまでシャワーにしておくのが無難です。
さいごに
お風呂に入ったりシャワーを浴びた後、
体をタオルで拭く際にも配慮が必要です。
いつものように頭をゴシゴシ、顔をゴシゴシしてしまうと
かさぶたが剥けて、跡が残ってしまうことがあります。
やさしくおさえて水分を吸収させるようにしながらタオルで拭き取りましょう。
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