あさりで腹痛吐き気が!ノロウィルスにかかることはある?対処法は?

ウィルス・感染症

12月は特にノロウイルスが猛烈にはやる時期ですね。いつどこで感染するか
わかりません。またこの時期に貝類は非常に美味しくなりますが、ここから菌が
感染することがあります。

そんなわけで、特にあさりからノロウイルスに感染することがあるのか、また
感染しないために何に気を付ける必要があるのか、かかった場合の対処法は何か
を調査してみましたので、どうぞ参考になさってみてください。

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あさりで腹痛や吐き気が。あさりでノロウィルスにかかることはある?

結論から言いますと、あさりだけでなく、ハマグリなどの貝類からは食中毒菌の
ノロウイルスが生息しているため、かかる可能性があります。何が原因でノロに
かかってしまうのでしょうか。以下の2点が関係しそうです。

・貝類を十分に加熱しなかったため
・よく洗浄していない手などから感染する(洗浄していない調理器具など)

貝類の加熱不足はよくある事例かもしれません。特に冬の時期は注意したいですね。
食品に関しては中心温度が85度以上で、1分間加熱することで感染性は消えてしまいます。
よく加熱することでちゃんと予防を行いたいですね。

また手を良く洗うことは基本中の基本ですが、忘れてしまうことがありそうですね。
冬の時期は寒いので冷たい水で手を洗うことを避けてしまいます。また自分の体調などが
あまりよくない時に調理することは避けた方がよさそうですね。

追加の情報ですが、貝などは気を付けた方が・・・と考えがちですが、鮮度が良いから
とか、貝だからなど関係ないみたいです。というのはノロウイルスは海の中をさまよって
いるからです。

ノロウイルスは人の体内でしか増殖しません。しかし汚物などが下水に流れて、処理されて
河川、海へと流れるわけですが、ノロウイルスは塩素処理では死滅しません。つまりそのまま
海に流れているわけです。怖いですね。それを貝が食べて、ノロウイルスを含む貝が完成です。

貝がというより海にさまよっているので、海にいるものは基本的に気をつけないといけない
ということになります。加熱調理が大切ということになりそうですね。

ノロウィルスにかかってしまったかもしれない場合の対処法

対処法を考えるに際して最初にノロウイルスに関しての知識は役立ちますので
簡単にご説明しますね。ノロウイルスの症状は発熱、下痢、嘔吐、更に腹痛を
訴える方が増えています。

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基本的にノロウイルスを抑えるワクチンなどは存在しませんので、症状が収まる
のを待つしかありません。嘔吐は菌が体から出ていっている証拠なので、
下痢止めなどの薬は飲まないでください。数日は辛い症状が続くことになります。
ただ症状が酷い場合は、病院を受診し、整腸剤や痛み止めに関した薬をもらうこと
になります。

◎安静と水分補給

ということでまずは安静にしておきます。そして脱水症状にならないために水分を
小まめに取ることが大切です。しかし嘔吐が続く場合、たくさんの水を飲むことが
困難になりますので、「経口補水液」を作ることをおススメします。

※経口補水液:体内で失われた水分や塩分などを速やかに補給できるように成分を
調整した飲料水(例:水1リットル、塩3グラム、砂糖40グラム)

ポカリスエットなどスポーツドリンクを使う場合は、お湯で半分に薄めて飲むのが
おススメです。赤ちゃんなどは急に脱水症状が進みますので、小まめにイオン水で
補給してあげることが大切です。

◎嘔吐処理や手洗い

嘔吐処理は固形の嘔吐物を処理後に塩素系漂白剤をまぜた消毒液をかけて10分ほど
除菌し、拭き取るようにしてください。手袋があればそれを使うようにしましょう。

なるべく嘔吐物が手につかないようにしますが、必ず処理後は手洗いをします。
石鹸で十分ですが、流水を15秒以上手に洗い流すことで菌が100分の1までに
落ちると言われています。アルコールなども効きません。流水を15秒ですよ。

あさりを食べて腹痛や吐き気があった場合飲んで良い薬はあるか?

単なる腹痛ではなく、ノロウイルスかどうかで対処法は異なってきます。たとえば
ノロウイルスの場合、嘔吐や下痢を繰り返しますが、この場合、吐き止めや下痢止め
などの薬を使ってはいけません。というのは、ノロウイルスでの嘔吐は、そのウイルスを
体から出すための行っていることなんです。それを止めてしまってはいけません。

他の腹痛の場合も下痢性貝毒と言われるものが原因のようですが、やはり毒が出てしまうと
回復に向かっていきます。怖いのは下痢による脱水症状なので、水分を補給することだけは
忘れないようにします。基本的に薬は必要ないようですね。

まとめ

今回はあさりで腹痛などが起きた場合のノロウイルス感染や対処法をまとめました。

・あさりなど貝類での感染はある
・冬場の貝類は加熱処理するのが無難
・感染した場合は安静に。嘔吐は菌が出ていく証拠故に下痢止めなどは飲まない
・脱水症状にならないための水分の補給が大事
・手洗いは流水を15秒以上

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