風邪の原因となるウィルスは、鼻や喉などの粘膜から侵入して
きます。活動範囲が限られていて、くしゃみ・鼻水・のどの痛み
などの症状で止まっている時は「風邪」です。
しかし、これを超える勢力に成長してしまうと、更に奥へと入り
込んで別の病気へと悪化する場合があります。
だから、「風邪」の段階で完治させるのはとても大切です。
今回は肺炎と気管支炎の症状の違いについてお話していきます。
肺炎と気管支炎の違いは?
<肺炎>
胸部レントゲン写真で異常な陰影が多く認められる場合は肺炎の
可能性が高いです。これらの異常陰影は、気管支の炎症が広範囲に
広がったためにできるものです。
<気管支炎>
気管支の粘膜が炎症をおこし、痰が多く出るようになります。
気管支炎は発熱を伴う場合と伴わない場合があります。
胸部レントゲン写真では、正常かあるいは気管支周辺に陰影を認める程度です。
肺炎の症状、見分け方は?
症状
風邪が悪化した状態に見えたりもします。
・咳がひどくなる
・息苦しくなる
・脈が早くなる
・高熱が出る
・体がだるい
こんな症状が出たら肺炎を疑って下さい。
見分け方
痰の色で見分けられます。
黄色くて粘着性がある場合、黄色いのは細菌や白血球の死骸の色
です。体内で炎症がおこっていると判断できます。
気管支炎の症状、見分け方は?
症状
風邪をひいてしまった子供が喉をゴロゴロいわせながら痰が絡んだ
咳をするようになると気管支炎の可能性が高いです。
見分け方
水みたいな痰が膿のように変わってきたら気管支炎の可能性があり
ます。
急性気管支炎の場合は、風邪やインフルエンザにかかった時の炎症
が鼻や喉の奥まで広がって発症する場合がほとんどです。
まとめ
風邪にしては長いな、と思ったら、まずは早めに病院に行きましょう。
ウィルスの勢力が拡大して別の病気になり始めているかも知れない
からです。
子供の健康は親として本当に気になるものです。
家庭の医学書みたいな厚めの本を一冊は常備して、普段から少し
ずつ読んでおくなど、予備知識を入れておくって大事だと思います。
いくらか知っていれば適切な判断が出来ますね。
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