膀胱炎は尿道から何らかの原因で膀胱に細菌が入る事によって
引き起こされる病気で、身体の構造上の違いから男性よりも
女性が掛かりやすい病気です。
特に仕事を持つ女性が増える事によって、
仕事の都合上なかなか自分のタイミングでトイレに行けずに、
つい我慢をする事が多くなって膀胱炎になるケースが増えている
ようです。
本来ならば、
泌尿器科などの医療機関で診察を受けた方が良いのですが、
仕事の都合でなかなか時間が取れなくて、病院に行く時間が
無いという方が殆どだと思います。
そんな忙しいあなたのために、近くの薬屋さんで市販されている
膀胱炎のお薬をランキングでご紹介します。
膀胱炎に効く市販薬ランキング
第1位 腎仙散(ジンセンサン) 摩耶堂製薬株式会社
腎仙散(ジンセンサン)は、利尿作用のほか、
抗炎症作用を有する生薬を配合しており、
腎臓の老廃物排泄を促進するとともに、
排泄障害や炎症性の疾患にも効果を発揮します。
第2位 ボーコレン 五淋散(ごりんさん) 小林製薬
ボーコレンは11種類の生薬からなる漢方処方「五淋散」です。
膀胱や尿道などに違和感を感じる方の
排尿痛、残尿感、頻尿などのつらい症状を除々に緩和していきます。
第3位 猪苓湯(ちょれいとう) ツムラ
「猪苓湯(ちょれいとう)」は、
漢方の原典である『傷寒論(しょうかんろん)』、
『金匱要略(きんきようりゃく)』に記載されている漢方薬で、
尿量が減少する、また小便をすると痛むというような症状等、
泌尿器系の疾患に多く用いられています。
以上のように、現在は一般の薬局で購入できる膀胱炎のお薬は、
漢方などの生薬エキス製剤だけになります。
その昔は、膀胱炎に効果のある抗菌薬が一般の薬局で
販売されていたのですが、薬事法の改正により、
現在では薬局で購入可能な膀胱炎用医薬品は
生薬エキス製剤だけになりました。
上記の3種類の中でも、
特に「腎仙散(ジンセンサン)」は
唯一、抗菌作用の効果を持つ「ウワウルシ」などを
配合しているのが特徴で、
膀胱炎に特化した漢方薬と言えるでしょう。
残りの2種類の「五淋散(ごりんさん)」と「猪苓湯(ちょれいとう)」
は効果に多少違いはありますが、どちらも利尿作用を高めて
尿の量を増やす事で膀胱内の菌を尿と共に押し流す事で、
膀胱炎の症状を緩和させようとする漢方薬です。
その他、膀胱炎に効くサプリメント
上記で紹介した漢方薬以外にも、膀胱炎に有効とされている
サプリメントが「クランベリー」のサプリメントです。
クランベリーには、
抗酸化作用や殺菌・抗菌作用があるといわれ、
細菌感染により引き起こされる膀胱炎や尿路感染症の予防に効果があるとされています。
クランベリーは活性酸素を減らし、抗酸化作用がある
ポリフェノールの含有量が多いとされるブルーベリーの
約2.5倍ものポリフェノールを含んでいます。
また、クランベリーには、強い殺菌作用と老廃物排出作用がある
「キナ酸」という成分が含まれており、この「キナ酸」は、
肝臓で分解されると酸性の「馬尿酸」という物質に変化し、
尿を酸性に保ち、膀胱や尿道の細菌感染や増殖を抑え、
尿道に菌が侵入するのを予防する作用があると言われています。
膀胱炎に効く市販薬まとめ
膀胱炎の症状が軽い場合は、水分をたくさん飲んで
排尿の回数を増やす事で改善する場合もあります。
しかし、膀胱内に菌がある程度繁殖してしまった場合は
お薬を服用して膀胱内を殺菌する必要があります。
現在は、一般の薬局で購入できる膀胱炎のお薬は
漢方由来のお薬だけですから、
あまり即効性は期待できないと思われます。
本来であれば、感染した細菌によって抗菌薬や抗生物質などで
膀胱内を殺菌するのが膀胱炎治療には有効なのですが、
抗菌薬の購入には医師の処方箋を持って薬局に行くか、
海外からの個人輸入でしか購入はできません。
ですから、
どうしても医療機関に行く時間が無いとか、
診察を受けるのが嫌だと言う場合には、
抗菌成分を配合した「腎仙散」がおすすめです。
膀胱炎は膀胱内に繁殖した細菌を殺菌、排除する事で
症状は改善しますが、
再びトイレを我慢する生活に戻ってしまうと再発しやすい
病気でもありますので、
日頃から尿意を感じたら直ぐにトイレに行くようにすると共に、
デリケートゾーンを常に清潔に保つことが膀胱炎予防には重要です。
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