カタルシスという言葉を聞いたことがあると思います。
心理学や精神医療に使われる言葉で「精神の浄化作用」と訳され
具体的には「心の中に溜まっていた澱(おり)のような感情が解放されて、
気持ちが浄化されること」という意味だそうです。
ストレスが多い今の世の中、このカタルシスを感じるような精神状態に自分の気持を
持ってゆくことでストレスを解消できるかもしれません。
ではどうすればそのような精神状態になれるかというと、それは「泣く」ことです。
人が泣くのは、ストレスを解消するために無意識にこのカタルシスを感じる
精神状態になろうとするためだとか。
なので、ときどき泣くのは精神衛生上いいことかもしれません。
とは言え、泣きすぎて人前に出るのが恥ずかしくなるぐらいに
まぶたが腫れぼったくなるのは困りもの。
今回は、泣いた後の目の腫れをすぐに治す方法について解説します。
泣いて目が腫れた時に治す方法いくつか
そもそも、泣くとどうして目が腫れるのでしょうか。
目が腫れる、正確にはまぶたが腫れるわけですが、このまぶたは比較的に皮膚が薄く
繊細にできているので刺激に弱い部位です。
そこに塩分を多く含んだ涙が長時間接触することが主な原因となって腫れてしまいます。
しかも、涙がこぼれるとそれを無意識に拭おうとしてまぶたをこすり、刺激することで
更に腫れが大きくなってしまいます。
この時、まぶたの皮膚は炎症を起こす場合があり、皮膚の裏の毛細血管から組織液が
滲み出してこの炎症を回復させようとします。
この毛細血管からの組織液もまぶたの腫れの原因になります。
では、このまぶたの腫れはどうやれば治すことができるのでしょうか。
基本的には、この炎症を抑えるとともに滲み出た組織液を毛細血管の中に
戻す事によってまぶたの腫れを解消することが出来ます。
具体的には、まず
①炎症を抑えるために濡れた冷たいタオルをそっと目に当てます。
次に、
②温かいタオルを目に当ててまぶたの裏の毛細血管を温め組織液が血液に戻ることを
促します。
この①と②を交互に何度か繰り返すことで目の腫れを極力抑えることが出来ます。
また、以下のマッサージによって腫れを抑えることが出来ます。
①目を閉じて、眉毛の下を目頭から目尻に向かって軽く指で指圧します。
②次にこめかみをしばらく軽く指圧し続けます。
③目を閉じたまま目の下も目頭から目尻にかけて軽く指圧します。
④②を繰り返します
今後、泣いても目が腫れないようにするための注意点は?
泣いても目が腫れないようにするための注意点を幾つかここに列挙します。
①目をこすらない
前述したように、こすると炎症を起こしやすくなり毛細血管からの組織液によって
目の腫れが大きくなります。
なので、泣いた時は絶対に目をこすらないことです。
②涙の拭き方に注意する
泣く時は、目になるべく涙が溜まらないように頭を起こし涙が流れ落ちるに
任せましょう。
そして、ガーゼやタオル地のハンカチなど柔らかい布で目の周りを軽く抑えるように
涙を拭います。
まとめ
週末に「よし、今日は思いっきり泣くぞ」と気合を入れて「フランダースの犬」や
「火垂るの墓」など、定番の泣けるDVDをレンタルするために
TSUTAYAに急ぐ女性をたまに見かけます。
そんな彼女の、次の日の予定は簡単に推測できます。
少なくとも午前中は一歩も自分の部屋から出ない。
これです。
でも、今回の記事を読んで頂ければ次の日の午前中から遊びに出かけられること
請け合いです。
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