何となく気にはしていたけれど、今までやり過ごしていた。
お酒を飲むと動悸がして息苦しくなる、これもそのひとつかも知れません。
なんだかお酒を飲んで苦しくなるのは、体に異常があるような気がしてなりません。
何かの病気ではないのか?など心配になってしまいますよね。
今回はお酒を飲むと動悸がして息苦しくなる場合の原因などについてお話していきます。
お酒を飲むと動悸、息苦しくなるのはなぜ?
お酒に含まれるアルコールは血管を拡張する働きがあります。
通常の流れで行くと、血管を拡張するのはより多くの血液を流すためです。
実際は、血管が広がっても血液の流量は変化しません。
このため血圧が下がります。血圧の低下を防ぐために、脳は血流の量を増やそうとします。
これが「お酒を飲んだあと動悸を感じる」という事になります。
この症状はお酒に弱い人に多く出ます。
お酒は体に入ると肝臓に送られ、「アセトアルデヒド」などに分解されます。
このアセトアルデヒドが非常に強い毒性を持っていて、動悸や頭痛、嘔吐や吐き気などを引き起こします。
更にはこのアセトアルデヒドを分解する必要がありますが、
お酒に弱い人は、アセトアルデヒドを分解する酵素が弱いか、持っていません。
何かの病気?そうでなくても気をつける病気の兆候は?
お酒を飲むと動悸を感じるから病気、という訳ではありません。
飲めなかった人がだんだんお酒に強くなって飲めるようになるというケースもあります。
飲んでるうちにアセトアルデヒドを分解する酵素が増えた例です。
アセトアルデヒドという毒に対する耐性が出来た、ともいえますね。
心臓もお酒には弱いのです。
アセトアルデヒドという毒ができる訳ですからね。毒が心臓に良いはずはないですよね。
お酒に強くても、飲み続ければ心臓には負担になります。心臓を酷使してる状態です。
・高血圧症
・不整脈
・狭心症
・心筋梗塞
・心筋症
・心不全
お酒の飲み過ぎはこういった病気につながる可能性を大きくします。
お酒を飲む際に気をつけること
一番良いのは飲まないことですが、これはなかなか難しいかも知れません。量を抑える、これが最も現実的でしょう。
お酒を飲むと動悸を感じる、という人は、どれぐらい飲んだらそうなるというのはわかっているはず。
そうならないように早めにウーロン茶などのソフトドリンクに切り替えるようにすると良いですね。
会社の新年会や忘年会は出席しなくてはなりませんが、その他の飲み会などは行きたくなければ丁重に断ることです。
自分の体を苦しめてまでお酒を飲む必要はりありません。
この体質を改善する方法は?
お酒を飲むと動悸がして息苦しくなる、のだからベストな改善法はお酒を体に入れないことです。
動悸が始まるといろいろなことを考え出してパニックになる、という場合はけっこう深刻ですからお酒はやめましょう。
中には、飲み続けてお酒に強くなったという人もいますね。
それも改善ということにはなると思いますが、お勧めできる方法ではありません。急性アルコール中毒の危険をはらんでいます。
・付き合いを取るか
・健康を取るか
突き詰めるとこの二択になります。
やや極端ですが、お酒を断ったぐらいでヒビが入る人間関係なんて大したことはありません。
真の人間関係が築ける人物なら逆に気遣ってくれるものだと思います。
まとめ
お酒の効用というのもありますね。
・食欲増進
・血行が良くなる
・コミュニケーションが円滑になる
・ストレス緩和
・健康に良い
しかしてこれもバランスの問題。
お酒が入ってストレスになっちゃう人もいます。
お酒は飲まないほうが良い体質なら、勇気をもって伝えましょう。
自分のことは自分で守る、これは基本ですからね。
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