足の甲の疲労骨折の症状と見た目は?処置方法や完治期間は?

ashinokou-hiroukossetu-syoujyou

スポーツ選手に多く見られる疲労骨折でわかりづらく、割と多いのが、足の甲の骨折。

ランニングやジャンプなどのスポーツ活動を行うことにより、
骨の同じところにストレスが繰り返しかかってしまい、内部に微細な骨折を生じる場合があります。
運動を続けていると、それが修復する前にまた微細な骨折が生じてしまい、骨全体の骨折に至ることがあります。
これを疲労骨折といいます。

一般的には足の甲と呼ばれている中足骨。
脛骨、腓骨以下の足部を構成する骨のひとつです。
足の甲と呼ばれる辺りは、足部を構成する五本の骨で構成されている骨があり、そこの疲労骨折が多いようです。

どのような症状なのでしょうか。

スポンサーリンク

足の甲の疲労骨折の症状と見た目は?

中足骨の疲労骨折が発生した日はあまり痛みを感じない方もいらっしゃいます。
時間を置くと徐々に、足の甲部分に少しずつ痛みを感じるようになり、放置して運動を続けていると、
強い痛みを感じ、症状が少しずつ悪化していきます。

正直、怪我をしたかもしれない初日にX-ray撮影をしてもわかりづらいことが多々あり、
数日して、段々痛くなる、というケースが多いようです。

中足骨疲労骨折は主に10代の子供に多く発症するようで、
運動強度の高いスポーツ競技や、足部に継続的に負荷が加わるスポーツ競技を実践中のアスリートであれば、
20代・30代でも発症が見られる割りと身近な骨折症のひとつです。

病院で診察を受けるまでに至らなかったとしても、
一定期間に渡り足の甲部分に痛みを感じていた経験をお持ちの方も多いと思います。
もしかすると、その時の痛みは、中足骨疲労骨折の前兆段階であったかもしれません。

足の甲の疲労骨折の処置はどうする?

x-ray撮影を行うことで診断が出来ますが、撮影方向によっては発見できないこともあります。
そのくらいとてもわかりづらいのです。
見た目からしてもすぐに腫れたりもしないのでわかりづらく、
適確な診断には痛みが強い方角から撮影するなど撮影位置を工夫する必要なほどです。

足の甲に違和感を感じるような場合は既に患部に炎症を生じている可能性があるので、応急処置治療としてまずアイシング処置を行いましょう。
アイシング処置を行なうと痛みは一時的に緩和されるが、そこで運動は再開せずにその日は安静を保つように心がける事が大事です。

スポンサーリンク

通常、冷やす時間は約15~20分とされていますが、冷やす部位や個人の感覚によって変わります。
大事なのは 「 感覚が麻痺した状態 」 で終了するということ。
凍傷を防ぐために温度が低すぎるものは使わないように気を付け、30分以上連続で冷やさないように注意しましょう。

もし痛みの引いた次の練習時に痛みが再発するようであれば、やはり疲労骨折の可能性が大きいです。
速やかに整形外科でX-ray検査を受けること、強くおススメします。

また既に足の甲に腫れが見られる場合や痛みがかなり強いような時は直ぐに運動を止めましょう。
すぐに、骨折の有無を確認する為に病院の診察を受ける事が大切です。

病院では運動の継続が許可されることもありますが、運動制限の指導を受けたり、
直ちに運動を中断し治療を開始すべき場合、症状の程度によって治療方針の指導を受けることになるでしょう。

足の甲の疲労骨折回復期間(完治)までどのくらい?それまでどう過ごす?

早期診断・早期治療が復帰への近道なのです。
特に先の一覧にあるような部位に症状が出たら、我慢せず、速やかに整形外科、できればスポーツ医を受診しましょう。

安静を保ちながら症状の回復を見込む自然治癒力を根底とする治療が基本となるでしょう。
手術などを行なう事はまずありませんが、大きい怪我につながらないように、なるべく早く対応しましょう。

レントゲンで明らかに骨折がはっきりと映るケースはギプス固定を行なう事もあります。
安静はもちろん、保存療法による治療を主とし、一定期間、運動を中止するなど安静にし骨の癒合を待ちましょう。

人によっては、松葉杖の使用があるかもしれません。
また、木靴または他の市販のサポートシューズやブーツの使用によって、患側の足にかかる体重を減らすことなど始動されるかもしれません。
あまりギブスなどで何か月も固定することはないようです。
リハビリへの影響も出やすい箇所なので。

ただ、使用する場合は1〜2週間が限度で、治癒には通常3〜12週間以上かかるようです。

再発を防ぐためにも、予防には運動の量と質を見直すことがとても重要。
足にかかる負担を軽減するメニューを考えたり、足の筋力を鍛えクッション性を上げることも効果的な予防につながります。

まとめ

足は人によりますが、足の骨の数は片足で28個です。
後足部の足根骨が7個、中足部の中足骨が5本、前足部の趾骨が14個、
そして種子骨が2個の合計28個という複雑なつくりになっています。

足根骨は体を支える役目をし、中足骨は衝撃を吸収する役目。
趾骨は歩行の際に体のバランスを取り地面を踏み蹴り出す役割を果たしています。

また、これらの骨が3つのアーチを形成していて地面からの衝撃を吸収したりバランスを保っているのです。
このアーチが崩れると足のトラブルが発生。

歩くこともできなくなってしまいます。

無理をせずに完治させましょう。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました