足首の痛みが突然で歩けないのは何?湿布や痛み止めは効果ある?

ashikubiitai

ある日、歩き始めに足首に痛みを感じた。
でも、動いているうちに気にならなったので、放っておいたら、激痛が。

そんな痛みがいつから始まったか覚えていなければ要注意です。

足首の関節の変形が原因かもしれません、もしかしたら、他の病気かもしれないのです。
時には、手術が必要なこともあるのです。

今回は、足首の痛みについて、お伝えします。

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足首の痛みが突然襲ってきて歩けないのは何?原因は?

足首の痛みは『 外傷的なもの 』『 病気によるもの 』があります。
まず、最初、わかりやすい外傷的なものから考えてみましょう。

・捻挫
数日前、ちょっとした段差で、という覚えはございませんか?
スポーツでの切り返しや、段差を踏み外したりして足首を捻じってしまうのが原因です。
骨と骨をつなぐ部分の損傷なのです。
捻挫をしたらすぐに安静にして冷却すること、おススメします。

・疲労骨折、骨折
疲労骨折はスポーツ選手などにとても多いのです。
骨の同じところにストレスがかかり内部に細かい骨折がおきて疲労骨折してしまうのです。
強い力が足首などに加わった時、受傷時はかなり強い痛みがあるので、応急手当ては安静と冷却。
できるだけ早く整形外科に受診しましょう。

・アキレス腱周囲炎、アキレス腱断裂
一日中立ちっぱなしが多い方など、足の使いすぎで、アキレス腱に疲れがたまって周辺組織に炎症が起き、アキレス腱周囲炎のなってしまいます。
足を休ませることが最重要です。

また、足首に急に無理な力が加わるとアキレス腱断裂することがあります。
アキレス腱の部分が不自然にくぼんでいると切れている可能性があるので、激しい痛みが起きる可能性もあります。
急いで病院へ参りましょう。

・外反母趾
足に合わない先のとがったような靴を長い間履いていると足の親指の骨が変形し、外反母趾になってしまいます。
発症すると痛みがおきてうまく歩けなくなったりするので、気をつけましょう。

・扁平足、もしくは、ハイアーチ
土踏まずが無く足の裏が平なのが扁平足です。
土踏まずがあり過ぎて足のカーブが大きいのがハイアーチ。
どちらも足の負担がかかりやすく、足の裏のクッションが効かないため痛みを感じることがあります。
その際は、足底筋膜炎の可能性があります。

次は、病気が原因な場合を考えてみましょう。

・痛風
体の中に尿酸がたまり、それが結晶となって関節痛を起こします。
ある日突然、足の親指の付け根などの関節が赤く腫れてひどい痛みが出ます。
それこそ、風が当たるだけで痛みが走ります。
ドクターに診てもらうこと、おススメします。

・関節リウマチ
免疫の異常により関節の痛みやこわばりが起こり、はじめは足や手から、徐々に全身の関節が痛くなります。
疲れやすくなったり熱も出たりするので、早めに診断しましょう。

・急性動脈閉塞症
突然、足に痛みが走ります。
足の動脈が血栓などで詰まり、足に酸素や栄養が届かなくなって起きます。
ひどくなると足が冷たく感じたり、しびれが出たりして歩けなくなってしまうのです。
ドクターに相談しましょう。

・くる病
成長期の小児の病気でビタミンDが不足して骨が変形。
足首の痛みのほか腰や背中、首、股関節などに関節痛が起きてしまうほど、苦しいのです。
早く対処しましょう。

・強直性脊椎炎
主に若者の男性に発症。
原因は遺伝的要素に細菌感染などが加わり、免疫に異常が発生して起こるのではないかと言われています。
腰痛や胴体に近い関節に痛みがあり、こわばりが起きることもあります。
時には、足の関節なども痛みや腫れが朝や夜に強く出る場合もあり、ドクターに相談しましょう。

他にも、様々な病気が考えられます。
怖い病気がかくれている場合もあるので、足首に異常を感じたら早めに医療機関に受診しましょう。

また、捻挫などの後に発症する場合もあります。

変形性足関節症は、足首の関節の軟骨がすり減ったり、骨が変形したりする病気なので、明らかな原因がなく、加齢とともに起きる1次性と、骨折や捻挫の後や扁平足に伴って起きる2次性があります。
7~8割が2次性だと中瀬部長は話す。捻挫は身近なケガだけに、つい軽症と考え、治療が中途半端になってしまうこと多々あるようです。

例えば、けっこう前から痛い、と言うほど、ゆっくりと進行することも。
痛みが強くなっても1~2年過ぎていることが珍しくなく、それが重症化を招いてしまいます。

それは、弱い痛みでも危険ということ。
見逃さないようにしましょう。

足首の痛みは膝や腰とは異なり、弱い痛みでも重症を伝える危険サインなのです。
特に動作の初めに生じるなら要注意。
ドクターに相談しましょう。

足首の痛みが突然で歩けない場合、湿布をしたほうが良い?冷湿布か温湿布どちら?

『 湿布 』の効果ってわかってるようでわからないもの。

湿布の効果としては、消炎鎮痛。
炎症をおさえ、痛みを鎮めてくれます。

赤くなる。
熱をもつ。
はれる。
痛みがでる、などの炎症による症状を治めてくれます。

『 湿布 』には、大きく2種類。

・茶色
・白色

最近は、白と茶色の種類の差がない場合もありますが、

・白くてスーッとする湿布=パップ剤
・茶色くて薄いテーピングテープのような湿布=プラスター剤

と、おおまかにはこのようなものと思っていただければと思います。

実は、パップ剤に冷やす効果はないのです。

どこかしら傷めているときは炎症が起きていて、熱っぽくなりがち。
捻挫などをしたときの応急処置として熱をとるために氷水などで「 冷やす 」ことをまずします。

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熱を持っているときに冷やすと気持ちいいのは、風邪をひいたときにおでこを冷やすと気持ちいい、
捻挫などで関節が腫れているときに冷やすと痛みが楽になった気がする、など経験の方もおられることでしょう。

白い昔からの「 パップ剤 」は、少し厚みがあってグニュグニュっとしています。
貼るとスーッと冷たい感じがします。

実際、冷たい感覚がありますので、 冷却の効果もあるの?と思いますが、実はそうではないのです。

最初に『 湿布 』に含まれている水分で1℃くらい皮膚の温度が下がるようですが、アイシングなどと比べて冷却効果はありません。
それは、グニュグニュっとした部分=貼り付けているところが水分を含んでいるため、つけたときにヒヤッと冷えるように感じるのです。

それに合わせて、「 メントール 」というスースーする感じが成分に含まれており、冷えている感覚が続くよう感じる、という訳です。
「 冷やす 」効果は期待できませんが、身体は少しでも冷やしてほしい状態に貼るのは気持ちいいですし、貼ること自体は間違っているわけではありません。

ブラスター剤はテープ剤とも呼ばれ、茶色くて肌の色に近いため目立ちにくいという便利さがあります。

他にも、
・薄くてぴったり貼りつくためにはがれにくい。
・伸び縮みがしっかりあるため、関節など良く動くところにつけやすい。
・有効成分が多く長時間貼っていられるように作られているものもある。
など、おススメです。

欠点としては、
・白い湿布よりかぶれやすい。
・「スーッと」するのが弱いから効いている気がしない。
・粘着力が高いため、はがす時にちょっと痛い。
など。

「 温シップ 」と「 冷シップ 」は、
炎症をおさえ、痛みを鎮めるの作用は同じで、実はその有効成分にも大きな差はありません。

温感と冷感湿布の二つの差は、
温感シップ:温かく感じる成分 カプサイシン
冷感シップ:冷たく感じる成分 メントール
が含まれています。

それぞれの作用で、温かく感じる、もしくは、冷たく感じる、のです。
もちろん、実際に体温を上げたり下げたりする効果はほとんどありません。

この二つの使い分けについてですが、基本的にはどちらを貼っていただいても問題ありません。
被れやすいか、どうか、判断されるのもよろしいかと思いますし、
剥がれやすいのはいや、とおっしゃる方もいらっしゃいますので、
ご自身の判断基準が大事になります。

ただし、炎症が起きているところを温めると痛みが増します。
感覚だけとはいえ温感があるので、身体が感じ反応します。

そのため、傷めて2~3日を目安に熱を持っている時は「 冷シップ 」
傷めて3日以上経過している、もしくは熱感のない慢性的な症状の時は「 温シップ 」
などの使い分けでかまいません。

人によっては、「 温シップ 」は、ピリピリするという方もいらっしゃいます。
過敏な肌の方は特に注意して貼られた方が良いかもしれません。

湿布の貼り方はみなさんさまざまですが、湿布は、1日1~2回の貼り替えでいけるくらい効果が保つように作られています。
そのため、肌かぶれがしにくい、比較的肌の強い方は、夜寝る前に貼って、朝はがす、というのでも大丈夫かと思われます。

ですが、肌はかぶれていないけど、かぶれてしまいそうとご心配な方は、
「 1回で3~4時間程度 」と目安にしていただければ、心配ないかと思います

肌かぶれを心配する方は、3~4時間くらい貼ったら剥がして少しの時間肌を休めてから、また、貼る、というのはいかがでしょうか。

寝ている間にかぶれて痒くなったりしていることにも気づきにくいですし、3~4時間以上長く付けてしまうことで、肌への負担をかけすぎてしまう恐れもあるのです。

そして、被れやすいところに貼るのは、避けましょう。
また、気を付けてほしいのは、はがす時です。

はがす時に引っ張ると、皮膚を持ち上げるストレスがかかります。
もちろん痛いですし、皮膚に余計な負担をかけないためにも押さえつけながら滑らせるようにはがしましょう。

体の中心側からはがすのも、ストレスをかけないようにする手段の一つです。
毛の生え方は、体の中心から足先の方向に向かってはえています。
はがす時に毛の生え方に逆らうと余計な痛みが伴います。
毛の流れに沿ってはがすようにしましょう。

足首の痛みで歩けない時に痛み止めの薬は効果あるの?

痛み止めは、鎮痛剤でもあり、痛みを抑える以外にも炎症を抑える作用、
体温のセットポイントを下げる解熱作用も併せ持っています。

湿布も飲み薬も、痛みを出している身体の問題を先送りにしているに過ぎないということ。

痛みというのは、身体が問題と感じていて痛みで動きを制限している状態。
痛み止めや湿布を使用することで、で痛みを消して、もしくは一時忘れてしまえる状態にしています。

痛みを感じなれば、今まで通り動ける場合、気づかないうちにその傷めている部分に更に負担をかけ続けてしまうのです。

それは、その場は楽になるかもしれません。
ですが、慢性的にならないように、必ずそれらの問題を解消する手を打つことを一緒にすることをお勧めします。

処方された場合は、痛みがなくなったからといって勝手に服用・使用をやめずに、ドクターの指示に従いましょう。

まとめ

捻挫などの憶えがある場合は、もちろん、ドクターに診ていただくことも大事です。
ですが、伺うまでに辛い場合、うごかさないようにして、テーピングなどで、足首を固定することも案の一つです。

テーピングなんて巻いたことがない、と思われる方もいらっしゃいますが、
最近は、サイトでも紹介してくれているので、ぜひ、ご参考に。

あまり、無理をなさらず、なるべく動かさずに診断していただくこと、おススメします。

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