子供の中でも鼻血の出やすい子と出にくい子がいます。
鼻血を出しやすい子は、何かにつけて鼻血を出しますよね。 我が家では男の子は鼻血が出やすく女の子は鼻血が出にくい傾向にあります。
しかも鼻血が出そうな日はなんとなく「今日鼻血が出そうだな」とわかるのです ^^;
子供が鼻血を出すくらいならまだしも、これがこれが止まらなかったりすると心配ですよね?
落ち着いて対処できるように鼻血の原因や対処法についてまとめてみましたので、ご参考にどうぞ。
子供が鼻血を出す原因は?何かの病気?
赤ちゃんや子供は元々よく鼻血を出すもので決して異常ではない事をまず述べておきます。
小児は鼻の中の粘膜が薄い体質なので少しの衝撃でも鼻血が出やすい上、
鼻をいじり粘膜が傷付き炎症を起こして出血するのが原因です。
鼻血は鼻の中の毛細血管が多い部分が傷ついて出るもので
風邪、アレルギー鼻炎、花粉症等で粘膜が弱っていると
更に出やすいです。一度傷つくと少しの刺激でも出てしまうようです。
特に夜中に鼻血を出す例が多いようですが、
これは寝ている間に鼻をこすったり掻いたりかんだりして粘膜が傷付いてしまう事によります。
アレルギー性鼻炎のお子様も夜に鼻をいじりやすいので要注意です。
傷ついた粘膜にブドウ球菌がくっついて炎症を起こしたり
カサブタに痒みや違和感を感じ鼻をこすってしまう事により
再度鼻血を繰り返してしまう事もありますが、ほとんどがすぐに止まり、心配はいりません。
30分以内に血が止まったら血液の凝固機能は問題ないと
判断して良いでしょう。
ドロッとした塊が出てくるのも止血後に鼻汁と十分に固まっていない血液が混ざって鼻腔内に残るものです。
病気の症状で鼻血が出る場合もあります。
血小板減少や凝固機能の異常、白血病など血液の疾患は出血しやすい状態になっているため、鼻血も出ます。
口の粘膜や手足に出血斑が出たり血便も出ます。
ただ鼻の中や周辺だけでなく、口の歯肉まで出血したり微熱、皮膚の紫斑、内出血などの他の箇所まで異常が見られた場合、
病気の可能性もあるのでこの場合は小児科で診察してもらいましょう。
鼻血だけでも30分以上血が止まらなかったりあまりに大量に出るようでしたらまずは耳鼻科の受診を。
鼻の粘膜や血管が傷付いていないか医者に診てもらいましょう。
大抵の場合は成長するにつれ鼻血の回数は減ってきます。
大人(思春期以降)になると次第に粘膜も強くなるので大丈夫ですよ。
子供の鼻血が出て止まらない時の対処方法
まず鼻にティッシュを詰めるのが一般的な応急処置とされていますが、これは正しいとは言えません。
ティッシュを抜く時に粘膜を傷つけてしまう恐れがあるからです。
せっかく鼻血が止まったのにまた出血してしまっては意味がありませんからね。
鼻が垂れぬ様顔を上向きっぱなしにするのは鼻血が喉に入り吐き気を催してしまう事もあるので良くないです。
ベストな対処方法
椅子があれば座らせて首をまげ下にうつむかせます。
ティッシュを詰めるのでなく押さえるなどして鼻血が落ちない状態を保ちます。
血が止まるまで鼻をギュッとつまみます。
止血には鼻翼をしっかり圧迫する事が大事です。これで大体3分から5分程度で止まります。
小さなお子様なら膝に座らせてすると安心感もあり下を向いてくれやすいです。
血がいっぱい出るのは子供さんもショックだと思うのでママさんは優しく体に触れたり声をかけてあげましょう。
寝てる間に鼻血が出た時は横向きにしてあげて小鼻を強めにつまんで止血してみて下さい。
3~5分で止まらなければ10分程度までは試してみて下さい。
これらの方法を試してみても鼻血が止まらなければ病院に行くのが良いと思います。
異常なし、と言われたらホッとしますしその後鼻血が出ても落ち着いて応急処置出来そうです。
耳鼻科に行くと点鼻薬を処方してくれる場合もありますし、正しい止血方法も教えてくれます
鼻を乱暴にこすらせないこと、鼻をほじるクセがあればやめさせる、爪を常に短く切っておくこと、など
日頃からよく観察し注意する事により鼻血の回数は減らせると思います。
子供の鼻血に持っていた方が良い塗り薬ってある?
病院ではリンデロンVGやゲンタシンを処方される事が多いです。
これらは抗生物質も入っているので市販では手に入りません。
市販の点鼻薬ならオロナイン軟膏やゲンタシンと似た効能のドルマイシン軟膏が良いでしょう。
塗り方は軟膏を綿棒に付着させ、鼻の穴から1cm位の所の周りに塗ってあげて下さい。
粘膜の改善だけでなく鼻の中の乾燥も防ぎ出血しにくくなります。
鼻の粘膜が乾燥すると鼻血が出やすくなります。
夜中に鼻血が出やすい場合は、寝室部屋の湿度の調整を考えてみて下さいね。
まとめ
子供の鼻血はよくある事なので親御さんは大変だと思います。
成長し鼻血が出にくくなるまであたたかく見守ってあげて下さいね。
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