マイコプラズマは細菌より小さく、ウイルスより大きい微生物です。
厄介なのは、細菌にもウイルスにもない性質を持っていること。
マイコプラズマ肺炎は流行する時期があり、子供がよくかかる病気ですね。
普通の風邪とは違いすごく厄介でなかなか治らず苦戦することもあります。
歯が立たない抗生物質もあるマイコプラズマに、どんなふうに対処したら良いのでしょうか。
今回は、マイコプラズマ肺炎の症状や感染期間、対策方法についてお話していきます。
マイコプラズマ肺炎の症状とは?どんな経過をたどる?
マイコプラズマ肺炎は、多くが気道に感染するのが特徴です。
呼吸系に感染すると、上気道炎、咽頭炎、気管支炎、肺炎になり
ます。
秋から春先にかけて流行しはじめる傾向が見受けられ、肺炎としては
症状の進行が緩やかで発熱も軽く、非定型肺炎というものに分類され
ます。
症状としては、
・乾いた咳が続く(夜間に続に多い)
・胸の痛みや疲労感がある
感染経路は飛沫感染と接触感染の2種類。これはウィルスと共通
しています。
飛沫による感染力はさほど強くはありませんが、狭い範囲で感染が
広がる場合が多く、年齢的には、小学校や中学校での流行が確認
されています。
大人だといくらか抵抗力はありますが、肺炎になりやすいのも大人
です。
マイコプラズマ肺炎の感染期間はいつまで?
一般的なマイコプラズマの潜伏期間は14日~21日間程度。長くても
4週間程度です。
この潜伏期間には例外というのもありまして、1ヶ月程度という長い
潜伏期間の場合もあります。
潜伏期間中は、第三者へ二次感染という確率も大きい時期なので、
感染期間は約1ヶ月という事になります。
もう大丈夫だろう、と思った頃に発症する訳ですから、身近に感染者がいる場合は、1ヶ月は気をつけましょう。
マイコプラズマ肺炎の感染予防する方法は?
マイコプラズマ肺炎に効果のある抗生剤もありますが、大事なのは
マイコプラズマ肺炎に罹らないための予防です。
罹っちゃうと、その間の時間が無駄になっちゃう訳ですから、予防
するのに超した事はありません。
予防はウィルの場合と同じようにやって下さい。
- 十分な睡眠
- 十分な栄養
- うがい
- 手洗い
これらをしっかり実行しましょう。
マイコプラズマ肺炎に一度罹ったとしても免疫力はつきません。
なので、何回か罹ってしまうという場合もあります。
ただ、非定型肺炎という分類なので、外来での治療も可能です。
入院はしなくても良いという事ですね。
まとめ
マイコプラズマ肺炎は軽い肺炎とも言えますが、「軽い」に安心
しないで下さいね。
まずは予防をしっかり実行しましょう。
マイコプラズマ肺炎もインフルエンザも予防で防げるのですから。
健康を大事にして下さいね。
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