癇癪を起こし易い子供やほとんど起こさずに成長していく子供もおります。
さて今回は、子供はなぜ癇癪を起こすのか、その理由を掘り下げてみたいと思います。
癇癪は、親の育て方のせいなのか、環境のせいなのか、様々な原因が考えられます。
また、その場合どのように対応すればいいのかというところを重点的に解説します。
子供の癇癪がひどいのはなぜ?
子供が癇癪を起こすのは、子供の表現の一つと言えます。子供の成長の一段階として、
子供が自分の人間性を表現する際に起こる状態が、癇癪という形で発生します。
子供の自己が芽生えてきて、必要性と欲求を学ぶようになります。
また、子供は癇癪を起し、親に何かを伝え、わからせようとします。
癇癪は子供の意志表示の一つなのです。
子供の癇癪がひどいのは、この自己表現が大きくなり、ひき起こっているのです。
癇癪は子供それぞれの個性の差であることも言われています。
親と衝突した時に、自分の気持ちを貫き通したいという気持ちがあり、
癇癪という形となって表に現れます。
また、言語発達が遅れていると、自分の気持ちを言葉で表現するのが難しいため、
癇癪という形になって現れるとも言われています。
子供の癇癪はどう対応するべきか。
子供は心の安定を無くして、素直に表現できず、癇癪を引き起こしているため、
まず肯定的に子供の話を聞いてあげるという親の対応が必要になります。
子供が癇癪を起すとついつい親は、命令口調で言ってしまいがちです。
その場合、親の自己満足に終わってしまい、子供は自分の話を聞いてもらえなかったと、
子供自身が自信を持てなくなってしまいます。
子供が癇癪を起しているときは、まず何を主張しているのかをよく聞いてあげましょう。
そして、子供の存在を認めることが重要です。
聞いてもらい、認めてもらうことで、子供は自信をつけていき、
癇癪を起さなくてもコミュニケーションをとれるようになってくるものです。
また、子供とのスキンシップを図ることは大切です。
癇癪の対応に限ったことではありませんが、頭をなでることや抱きしめること、
手を握ることなど些細なことで構いませんので、スキンシップをとることで、
子供の安心感が出てきます。
漢方やお祓いも聞いたことがあるけどそれで治るの?
Check!癇癪に効くとされる漢方薬は存在します。例えば、「樋屋奇応丸(ひやきおうがん)」と呼ばれる漢方薬などその一つです。
効果としては、心と体のバランスを整え、安定させるという効果があります。
つまり癇癪を起している、不安定な状態を緩和するという意味では、効果がみられるかもしれません。
同じくお祓いなども同様の効果がみられる方もいらっしゃると思います。
お祓いで精神を安定させることは、子供だけでなく、親御さんにとっても
良い効果があらわれるかもしれません。
注意しなければいけないことは、漢方やお祓いだけに頼っては根本的な解決にはならないということです。
やはり最終的には、親がしっかりと子供と向き合い、肯定的に話を聞いてあげて、
子供の存在を認めて上げること。そして、十分な愛情で包みこんで上げることが、
癇癪に対応する一番の方法なのではないでしょうか。
まとめ
子供の癇癪に関していかがでしたでしょうか。
癇癪を引き起こす原因は様々で、ご家庭の環境にもよるために、一概には言えませんが、
癇癪は、子供が発するメッセージの一つであることを、今一度認識してみては
いかがでしょうか。
その上で、子供に対する姿勢をもう一度見直してみると、解決の糸口が
見つかるかもしれません。
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