鼻はとても大事な機能。
動物の器官のひとつで、嗅覚をつかさどる感覚器であり、呼吸をするための呼吸器。
また、たとえば、食べ物など臭いを嗅ぐ点で、口の補助的役割も勤めてくれるのです。
日常、鼻がむずむずしたり、噛んだりする時、触れて突然痛い、という経験がありませんか。
さっきまでなかったのに、なぜかある。
いつもだと、鼻の上にあるニキビだったりするのに、今回は、鼻の中の違和感、何でしょうか。
鼻の中だから大きく感じるのか、ニキビよりも大きく、異物に感じるしこり、それは何でしょうか。
鼻の中のしこりが痛い。これは何?原因は?
鼻は通常、鼻の機能によって中の粘膜が良好な状態に維持されています。
季節の変わり目や睡眠不足、日常のストレスなどで免疫力などの抵抗力が落ちてしまうこともあります。
女性は、生理や妊娠などでホルモンのバランスが崩れた時などに、鼻の中の粘膜に傷がつくと、そこが炎症を起こしてできものになってしまうようです。
鼻の中の粘膜に傷がつく原因としては、鼻毛が伸びてきたので無理に抜いた場所が傷になったり、鼻の中がムズムズした時に指を入れて爪で傷をつけてしまったりなど。
ご自身で覚えがありませんか。
普段の元気な時は、体の免疫機能と修復機能によって問題なく傷は治ります。
ですが、先ほど挙げた事例のような原因で、できものになってしまいまうと免疫力も落ちている上、回復も遅いこともあるのです。
鼻の通りが悪い、ということは、身体の他の部位まで影響がでてきます。
一番に影響受けるのは「 呼吸 」
鼻の機能が弱まり、呼吸が浅くなると免疫力も下がります。
鼻は、外気の汚れを省くフィルターの代わりでもあり、外気の温度の調節をしてくれる大事な機能なのです。
たとえば、鼻通りが悪く、呼吸を口からする場合、直接ウィルスはもちろん、他の汚れも喉や肺に入ってしまうかもしれません。
その方がより、体調が悪くなってしまうこと、容易く想像できると思います。
免疫力を下げないためにも、4、5日では回復したいものです。
鼻の中のしこりの治し方
人間には、免疫力と自己修復能力という素晴らしい力が備わっているので、通常であれば炎症が自然におさまって治っていきます。
しかし、免疫力や自己修復能力が落ちているような状態の場合は、炎症がひどくなったり他の場所にも影響が出てきたりします。
鼻の中にできたできものが治らない場合、免疫力や自己修復能力を健康な状態に戻すことが大切になります。
免疫力の低下は体温の低下、血流の滞りと密接な関係があるとされています。
体を冷やさないようにして睡眠をしっかりととり、免疫力を上げるようにしましょう。
ですが、なかなか治らない、と感じられる方は、鼻腔がんが疑われる場合があります。
鼻の中のがんです。
早めに耳鼻科を受診して治療を受けた方が、良いと思われます。
その他にも、鼻血や痺れなどの症状が同時にある場合は、早急にドクターに診ていただくことが賢明と思います。
鼻の中のしこりに使える薬はある?
鼻の中で炎症が起きているおできに対しては、殺菌作用のある薬を用いましょう。
市販薬では、殺菌成分のクロルヘキシジングルコン酸塩が入っている『 オロナインH軟膏 』が無難でおススメです。
食器を洗った肌荒れなどに使用されている方もいらっしゃるので、お家に『 オロナイン 』みたことある、という方も多いかもしれません。
試す価値、あるかと思います。
主な成分は消毒薬のグルコン酸クロルヘキシジン。
他には添加物としてラウロマクロゴール、ポリソルベート80、硫酸アルミニウムカリウム(ミョウバン)。
簡単に言えば 「 軽く皮膚を保護してくれながら、消毒をしてくれる 」ということです。
人によりますが、放っておけば3~4日、オロナインを塗ることで2~3日で治る、という方もいらっしゃいます。
それでも治らない場合は耳鼻科を受診しましょう。
ドクターから処方された薬を使うことも安心ですし、効果的です。
まとめ
日本語・中国語では鼻は「 高い 」「 低い 」で表現されますが、他の多くの言語では「 長い 」「 短い 」で表現するそうです。
「 クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、歴史は変わっていただろう 」というパスカルの言葉は、実際には「 court 」短いという意味だそうです。
国も変われば、表現も変わりますが、鼻の役割は変わりません。
大事にしましょう。
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