しっかり寝たはずなのに、日中に耐えがたいほどの眠気に襲われる・・・
そんな体験あるでしょうか?もしかしたらナルコレプシーかもしれません。
ナルコプレシーの症状とはどんなものなのか?また原因は何なのか。理解しておく必要があります。
日本に患者が非常に多くなっているナルコレプシー。
今回はナルコレプシーの原因と症状についてのお話と、診断できる病院や治療法についてまとめてみました。
ナルコレプシーの原因と症状は?
◎症状
ナルコレプシーとは起きていることができない過眠症のことを言います。症状と
しては、夜10時間寝たとしても、日中に耐えがたい眠気に襲われることを言います。
また場所や時間に関係なく電源が落ちたかのように眠りに入ることがあります。
睡眠としては数十分の短い眠りを繰り返すことを言います。人によっては夜に眠れ
ない不眠症と併発することもあると言います。
また笑ったり驚いたりと喜怒哀楽で強く感情が動いた時に脱力する症状もあります。
軽い脱力から全身の力が抜けてしまうものまで様々です。また睡眠麻痺という金縛り
という体験もします。
◎原因
原因は不明です。ですが、レム睡眠とノンレム睡眠を正常に切り替えられないために
起こると考えられています。最近の研究によると、ナルコレプシーは遺伝的なものに
加えて、後天的な要素が組み合わさって起きるものだと言われています。
ナルコレプシーを診断してくれる病院は?
ナルコレプシー患者のための組織として「日本ナルコレプシー協会(なるこ会)」が
存在します。ここに書かれている病院の一部をご紹介します。
主な各地域の病院。
平松記念病院・睡眠専門外来(札幌市中央区南22条西14丁目)
えいぜんや睡眠メンタルクリニック・睡眠外来(秋田市東通仲町4-1)
太田熱海病院・睡眠呼吸障害科(郡山市熱海町熱海5-240)
耳鼻咽喉科たかしまクリニック・耳鼻咽喉科睡眠外来(宇都宮市材木町1-7)
平沢記念病院・睡眠障害外来(所沢市北野3丁目20-1)
全部で129の病院が紹介されています。
ナルコレプシーの薬や治療方法とは?
軽度のナルコレプシーの症状であれば毎日の睡眠を決まった時間に取るようにすることで
日中の眠気を抑えることができます。あとは中枢神経刺激薬を用いることがあります。
リタリンという薬が使われてきましたが、依存症が酷くなり、モディオダールという薬が
処方されることになっており、眠気を軽減することに効果が発揮されています。
もうお気づきかもしれませんが、周囲の理解がないと普通に「怠けている」ように感じら
れます。理解が得られないと症状は酷くなってしまうでしょう。
まとめ
今回はナルコレプシーの原因と症状、診療できる病院などを紹介しました。
なかなか理解してもらえない病気に関する病院がたくさん
あって安心しました。理解が広まるといいですね。
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