歯茎から血が出るとドキッ!としちゃいますよね。
何かの病気?とか思ったりもしがちです。病気じゃないにしてもなんかヤバイかもと焦りますよね。
果たして歯茎からの出血ってどんな場合が考えられる
のでしょうか。またこれを止める対処法はあるのしょうか。気になる点についてお話していきます。
歯茎から歯磨きのたびに血が出る原因は?
歯茎からの出血の90%は歯周病が原因だといわれています。
実際、日本人の成人の80%の人が歯周病だというデータも
あります。
歯周病というのは、わかりやすくいうと、歯茎の炎症です。
歯槽膿漏ともいいますね。
口の中にはおよそ300~500種類の細菌が住んでいます。
歯ブラシが行き届かないと、コソコソと集まって悪さを始めます。
歯茎から血が出る状態は、その悪さが形となって現れてきたと
考えられます。
放置しておくと歯周病はさらに進行し、歯を支えている土台
の骨をも溶かしてしまいます。
でも、安心して下さいね。
現代の歯科技術では、歯周病の予防も治療も可能なんです。
歯茎から血は出した方がいいの?(出しきった方がいいの?)
歯茎から血が出るのは炎症を起こしている状態だと考えられます。
出血にも意味があります。
例えば、ケガをした時は、ケガをした箇所へ血液を送ることで
菌を殺し、早く治そうとする働きがあります。
歯茎の炎症でも同じように血液が送られてきてそこに溜まります。
早く治すために、“歯茎から血を出し切った方がいい”ということになります。
初めは柔らかい歯ブラシを使って歯茎を刺激しましょう。
歯ブラシの種類は、やわらかめ・ふつう・かため とありますが、
この時はいつもと違い 「やわらかめ」を選ぶようにします。
そして歯ブラシを大きく動かすのではなく
1つ1つを小さく磨くようにして
細かくブラシを動かしていきます
通称「こしょこしょ磨き」と私が通っている歯医者さんで言っていました。
これによって歯茎の新陳代謝や血行が促進されて、元気な歯茎に
生まれ変わります。
こわがらずに出し切ってくださいね。
歯茎から歯磨きのたびに血が出る場合の対処法は?
同じ部位からの出血が続く場合は、慢性の炎症があると考えられます。
・疲れがたまっている
・寝不足
・ストレス
などが原因の場合もあるので、思い当たることがあれば改善に
努めてみましょう。
あと、歯石がたまることによる「炎症」もあります。
一見、鏡で見ても歯石がないように見えますが、
歯周ポケットと呼ばれる、歯茎のスキマに歯石がたまっていることがあり
その歯石が悪さをして炎症の原因となっている場合があります。
歯医者に1年以上行っていないという場合には特に要注意です。
歯石がたまっている可能性が大ですので、
歯石除去(歯のクリーニング)で歯医者に行きましょう。
これをするだけで出血がピタリと止まるケースも多いですよ!
大きな虫歯の存在も考えられます。
大きな虫歯でも、表面ではほとんどわからず、奥で大きく広がって
いるというケースもあります。
ほかにも、歯のかぶせものが不適合な場合などが考えられます。
どう考えても自分ではわからない、という場合は歯医者さんに
相談して下さい。
まとめ
葉は一生お付き合いしていく大切な大切な財産です。
健康で長く使えるように管理してあげて下さいね。
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