菊芋。なかなか聞かない名前ですが、糖尿病に効果があったりダイエット
できたりと、かなり評判が高いようです。とりわけ病気に向き合っている方に
とってはこの上ない植物ですよね。
今回はこの菊芋がどのような意図で糖尿病に効くと言っているのか?
その効能、栄養、食べ方飲み方などについて調査してみました。
菊芋は糖尿病に良いってほんと?効能や栄養は?
菊芋とはキク科のひまわり属の植物で菊のような花を咲かせますが、地中の根が芋のようなのでこんな風に名づけられました。珍しい食べ物ではなく、世界中にあります。
日本では岐阜や長野など東海地方で味噌汁などによく入っているそうです。
さてこの菊芋ですが、血糖値を下げ、中性脂肪値を下げる効果があるとされているため糖尿病に効果があるのでは、と注目されています。基本的に糖尿病は食事療法が行われていますので、その中でも一定の効果をあげると言えるでしょうかね。
◎菊芋の効能とは?
さて効能ですが、芋と名前は付いておりますが、芋のようにデンプンは含まれていないために低カロリー、ほぼ半分くらいだと言われています。サツマイモだけと比較すると菊芋は4分の1ほどのカロリーです。
イヌリンという成分が豊富に含まれています。これは多糖類の一種で消化酵素では消化されない食物繊維です。もっと詳しく言うと水溶性食物繊維です。分解しても果糖にしかなりません。つまり簡単に言うと、ほとんど血糖値をあげないのです。
胃の下の方や小腸の粘膜面を覆って一緒に食べた食物の吸収を穏やかにする効果がありとりわけ食後の血糖値の上昇を防ぐ効果があります。
またイヌリンは水溶性だと言いましたが、消化管内で水分を吸って、体積が増えるので腹持ちが良く空腹感を抑える働きがあります。
更に善玉菌のエサになることにより体の中の善玉菌を増やす働きがあります。つまり腸のトラブルを回避できるわけです。
良いことづくめの菊芋を食べる場合の注意ですが、最初は食べ過ぎに注意です。
体が慣れていない時に菊芋を食べ過ぎると、二酸化炭素とメタンを作ってしまうそうです。
最初は少量ずつ食べると体が慣れていき、副作用の心配がないようです。
食べ方としては天ぷらや炒める場合が多いようですが、漬物などにするとアクもなく美味しく食べることができるそうです。
◎菊芋の栄養素は?
・カリウムー塩分を排泄する働き。疲労回復や利尿作用
・リン、マグネシウム、カルシウムー骨や歯を構成するのに役立つ
・葉酸―貧血の予防や新しい赤血球を作りだすために欠かせない栄養素
・パントテン酸―ストレスをやわらげる働き
・ナイアシンー皮膚の粘膜や健康維持をサポートし、脳神経を正常に働かせる働き。
・ビタミンB2-細胞の新陳代謝を促進する働き。
・ビタミンB1-糖質の代謝を助けてエネルギーを作りだす働き。
菊芋の食べ方
楽天レシピで人気の食べ方をご紹介します。
◎菊芋の甘唐揚げ
(片栗粉大3、醤油大2、砂糖大2、みりん大2、みりん大2
白ごま大2、オリーブオイル適量、菊芋300g)
菊芋を綺麗に洗い、一口に切ります。
ボウルに片栗粉を入れてまんべんなくまぶします。
↓
油で揚げますが、低温で揚げていきます。
↓
揚げた菊芋を調味料(醤油・砂糖・みりん)を入れた
フライパンに入れて汁がなくなるまで煮立たせます。
その後白ごまを振って出来上がりです。
◎まるごと菊芋の塩こしょう
(小さい菊芋20個ほど、塩小さじ2分の1)
菊芋をよく洗って泥を落とす
↓
鍋に水を菊芋が十分に浸されるまで入れて5分ほど
しっかり煮立たせる。
↓
煮立たせた菊芋をあげて塩こしょうをまぶす。
皮をむいても、むかなくても、そのまま食べることができます。
菊芋を効果的に摂取する(お茶、サプリ)
◎菊芋葉茶の作り方
菊芋を良く洗い、泥を取り除く
↓
乾いた後、ザルなどの上に重ならないように置いて2、3日干す。
↓
乾燥した後に細かく切って湿気が入らないように冷蔵庫で保管。
↓
細かく切った菊芋を急須に入れ、お湯を入れて5分ほど待った後に頂きます。
菊芋茶は購入することもできますので、メーカーを幾つかご紹介します。
有機栽培菊芋茶(がばい農園株式会社)
菊芋茶熊本産(バーニー&バーニー)
菊芋茶ティーバック20袋入り(ケーフーズ生田目)
菊芋のサプリも購入できるメーカーをご紹介します。
金の菊芋(ドクターベジフル)
純100%キクイモ粒(アイキ)
イヌリンのちから 菊芋の粒(エヴァイ)
阿蘇自然の恵み総本舗 菊芋の小粒(阿蘇自然の恵み総本舗)
こうしてみると菊芋は熊本産のものが多いようですね。調べてみますと
阿蘇地方で特産物として栽培されているようです。
実は限られた農家でしか栽培されていないために、大変貴重なもののようですね。
まとめ
今回は菊芋の効能や食べ方などを調査してみました。
菊芋は低カロリーなので血糖値や中性脂肪を下げることができます。
食物繊維も多く、疲労回復などに多くの効果をあげている植物です。
最初は少量ずつ食べることをおススメしますが、お茶やサプリという形でも
摂取できますので、個人のお好みでやってみてください。
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