イボの治療液体窒素の期間と回数はどれくらい?レーザーや切除との違いは?

ウィルス・感染症

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イボができると痛みやかゆみなどの症状がなくても、
取ってしまいたいと思う方が多いと思います。
ですが、ご自身でヤスリなどを使って、
削り取ったりするのは絶対に行ってはいけません。

なぜならイボは、ほとんどがウイルス感染によるもの。
イボが破れると、ウイルスが拡がってしまうのです。

他の人にうつしてしまうという可能性もありますし、
それ以上に、自分の体にイボを増殖させる原因になります。
数が多ければそれだけ治療も長引きます。

そうならないように、早く病院で治療を受けることが大切なのです。

今回は、イボ治療についてお伝えします。

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イボの治療 液体窒素の期間と回数はどれくらい?

イボの治療としては一般的なものです。
他の治療に比べ、比較的効果が高いとされています。

液体窒素というのは、
窒素が液体になったもの。

通常、私たちが吸っている空気の中にはたくさんの窒素が含まれています。
この時の窒素は、もちろん気体。

常温では気体である窒素を冷やすことによって、
気体から液体へと変化し、液体窒素となります。
その温度はマイナス100℃以下となります。

イボ治療に液体窒素を用いるわけですが、
具体的には患部に液体窒素をあて、急激に冷やし、
患部の細胞を壊死させます。

綿棒などに染み込ませた液体窒素を当てるだけ。
それだけでも、患部の細胞は壊死するのです。

そして、新たな皮膚が再生することになります。

細胞の壊死から、細胞の再生を何度か繰り返すことで、
イボの原因となっているウイルスが表面に出てくることとなり、
原因を絶つことができるのです。

イボの大きさ、治療効果をみながら強さを加減できます。

簡単なイボであれば、
数回の治療で治る場合もありますが、
酷い場合になれば、
数か月と通院しなければならないこともあります。

また、
通院頻度や間隔についてですが、
液体窒素の効果は1週間程度持つと言われています。

そのため、1週間に1度程度の通院の方が多いようです。

治療回数、治療期間は、顔面や腕、脚などの皮膚の薄い部位なら2、3回。
半月程度で治ることが多いようです。
手のひら、足のうら、爪の周囲などの皮膚の厚い部分の場合、
10回から15回程度。
つまり3ヶ月くらいを目安にされるといいかもしれませんが、
実際には個人差が大きく、手足のイボの治療に半年以上かかることもあります。

酷い場合は、
4日に1度のケースもありますが、
この辺りの調整は
お医者さんとよくよく相談すると良いでしょう。

術後は、患部が水ぶくれになる方や患部がタコのように硬くなったり、
色素沈着、色素脱失が生じることがあります。

まれに患部の免疫機能の変調から、イボがドーナツ状に増殖することがあります。
水ぶくれを生じた場合は、無理に破らず絆創膏などで保護しましょう。

水ぶくれが腫れて痛い場合は、
中の液を出すと改善する場合がありますので、皮膚科で処置してもらいましょう。
軽めの治療では、長い治療期間が必要になります。
治療を完結できない方が増える可能性があるので、ドクターと相談しましょう。

イボの治療 液体窒素とレーザーや切除との違い(治療期間や治り方について)

イボのレーザー治療は、数多くの皮膚科や美容クリニックなどで行われるようになりました。
液体窒素法に比べて治療時の痛みが少なく、
仕上がりも美しいことから人気を集めています。
ただ保険適応外が多く、
料金面での負担が大きいことがネックです。

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イボのレーザー治療では、水に反応する炭酸ガスレーザーが用いられるのが一般的。
多くの水分が含まれた皮膚にレーザーを照射、
照射部分の水に反応して熱エネルギーが発生します。
その熱が瞬間的に蒸散するのに伴い、
皮膚が削り取られ、イボが除去されるという仕組みです。

イボを丸ごと摘出するレーザー治療では、処置後の皮膚がへこんだ状態になります。
皮膚の修復を促す薬を塗り、日焼けや色素沈着を予防することで、
数カ月後には周りの皮膚と区別のつかない状態にまで近付けることができると言われています。

炭酸ガスレーザーは、熱凝固作用で、周辺の血管を一瞬のうちに固めてしまうので、出血がほとんどありません。
皮膚の深部やまわりの正常な組織へのダメージが小さいので、傷跡が目立ちにくい。
小さなイボは麻酔なしでレーザーを照射することもあります。

イボのレーザー治療は、とても完治率の高いのです。
液体窒素を使った従来の方法では、何度も繰り返し治療を受ける必要があるのに対して、
レーザー治療の場合は1~2回の通院で終了。
早く確実にイボを除去したいという方に向いています。

しかし、皮膚の深いところまでレーザーで焼くと、術後にへこみが残りやすくなるので、
大きなイボの場合は、何度かに分けて施術をする必要があります。

治療後の赤みが取れるまでは、患部のバリア機能が低下しているということ。
紫外線や摩擦などの外的刺激の影響を受けやすくなっています。
色素沈着の予防のため、
UVケアを確実に行ったり、
皮膚をこすらないようにするといった注意が必要です。

また、レーザー治療は局所麻酔をしてから行うため、痛みを感じないそうです。
もちろん麻酔を注射する際の痛みはあります。
液体窒素で低温火傷を起こすのに比べれば、格段に痛くないようです。

さすが、治療費が比較的高いだけあります。
医療機関によって料金は大きく異なるため、事前にしっかり確認しましょう。

イボの治療 液体窒素とレーザーや切除との違い(費用面など)

イボの治療に関しても、保険適用可のものとそうでないものがあります。

保険適用される場合は、1回の通院で2,000円前後の額を支払っている方が多いようです。
お薬が出れば、プラス薬代ということになります。

レーザーを使用した保険適用外の場合は、高額になります。
保険適用外ということは、美容外科などの類です。

イボの大きさや個数、種類によっても差はあります。
ですが、1mmあたり2,000円~5,000円と病院によって、かなり価格に差があります。
ドクターと必要な方法をしっかりお話して、手術を受けましょう。

まとめ

皮膚に出来た突起物を指してイボと呼ぶことが多いですが、
このイボは総称であって、
細かく見ていくといくつかの種類に分けることが出来ます。

「 尋常性疣贅 」
「 足底疣贅 」
「 老人性疣贅 」

これらは全てイボのことを指しています。
イボを漢字で書くと、「 疣 」と書かれます。

イボそれぞれに原因があり、出来る箇所の違いなどから、呼び名の違いになっています。

例えば、
尋常性疣贅と呼ばれるイボについては、
指やヒジなどに出来る一般的なイボになります。

それに対して、足底疣贅というのは、
足の裏に出来ます。

他にも「 尖圭コンジローマ 」など、局部にできるウイルス性イボ。

イボは身体の至る所にできるので、
注意しましょう。

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